shonandive.comは、日本(なんなら世界)で唯一のスクーバダイビングに特化した気象予報会社(許可第203号)です。

なぜ今、ダイビングに気象情報が必要なのか?

プロダイバーで気象予報士でもある代表の関田が、Q&A方式でお答えします。

 

Q気象予報会社と言いますが、そもそも何ですかソレ?

A現在、気象業務許可(気象・波浪)事業者は全国に約60社あり、shonandiveはそのうちの1社(許可第203号)です。ほとんどが大手の会社で、有名どころだと、ウエザーニューズ社や気象協会さんなんかがあります。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/minkan.html

 

Q許可事業者だと何ができるんですか?

A簡単に言うと、気象庁が出す予報と違う、独自の予報が出せます。

例えば波の予報ですが、ダイビングで潜るようなごくごく浅場は、最終的にはローカルの地形に影響されやすい為、数値予報モデルに反映されにくく予報が難しいのです。

「このダイビングポイントだったら、エントリー口がこっち向きだから、今日の風だと少しうねりが入りづらいな。」

「風の吹き出しがこのくらいの時間だから、今日のベストポイントはココだな」など

12歳の頃からダイバーで、ダイビング本数100,000本以上の生粋のプロダイバーで気象予報士の私が、ダイビングポイント毎に合った気象情報としてカスタマイズしてお届けしています。

 

Q具体的に現在はどのような情報を配信していますか?

A気象業務許可を取得して約1年になりますが、その間、具体的な準備を水面下で探り進めています。今現在はプロトタイプとして【潜れる?】というサイトを構築中で、葉山のダイビングポイントの独自予報をひっそり(秘)出しています。

Q今後、気象情報の利活用がダイバーにとってどんなメリットになるんでしょうか?

A端的に言うと、ダイバー向けの良い気象情報を使うことで、良いダイビング時間を手にすることができます。

今までは、予約してある先のショップスタッフが勝手にポイントを決めていることがほとんどじゃないでしょうか。ショップスタッフ側の大人の事情(取引や仕入れ、要はカネ)であったり、出物(出現生物)などで決めているわけで、個人ダイバーはプロに任せっきりなわけです。

しかし、そこに気象情報を取り入れると、

どれだけ海が穏やかであるか?

どれだけ潜りやすいか?

ある程度わかるようになります。

個人ダイバーレベルでしっかり情報をキャッチすることで、プロにただ任せるだけではない、より良いダイビングができるようになるわけです。

 

Q具体的には?

A葉山・三浦城ヶ島・西湘真鶴・伊豆エリアなどのダイビングポイント毎の良い感じの気象情報を出すことはもちろんですが、

「今日はどこがコンデイションいいのか」

「来週末はどこへ潜りに行ったらいいのか」

など、情報を利活用した先にある解を示すことで、ダイビングコンシェルジュ的な役割が果たせるといいと思います。

 

Q関田さんの、その先、未来には何が見えているんでしょうか?

A山の世界やサーフィンの世界では、早くから個人レベルで気象情報の利活用が進んできました。

しかし、ダイビングの世界は完全に遅れています。様々な要因がありますが、どれだけ海がおだやかか?などという、’波が無い’度合いやうねりの’無さ’ってのは着目し難いものだったと思います。

個人ダイバーレベルでこの利活用が進むことで、潜るスタイルにも変化が出てくると思います。ガイドやプロ任せのダイビングから、自立したセルフダイバーが増えると考えています。

「あっ、今日、天気良さそうね」

「波も無さそう」

「じゃ、水中散歩にちょっくら行ってみよっか」

ってな具合に、気軽にダイビングを楽しむ時代がくると思います。

 

Q最後に何かありますか?

A日本は360度海に囲まれた島国で、かつ、陸上に四季があるように水中にも四季があり環境がとても良いです。世界って視点で日本を見ると日本は、ダイビング大国として先端を走っているor走りやすい状況にあると思います。

【ダイビング×気象予報】

という分野をしっかりやって、安全に楽しくこの素敵な日本のそして世界中の!水中世界を知ってもらえたら最高ですね!

 

ホントはもう少しプラスアルファ展開を用意しているのですが、

それはまた別の機会に(笑)

 

気象学会

  1. マリンレジャー業界における沿岸波浪情報の利活用について
    関田昌広((株)湘南 Dive.com)

プロトタイプ

 

https://www.facebook.com/dokonimogureru/